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会員相談窓口
立ち上げにあたって
COVID-19による感染は医療機関や施設内に止まらず、国民生活の隅々にまで深刻な被害を及ぼしております。
私たち理学療法士ができる限りこの感染と被害を押さえるための行動や業務を支援する目的で、情報共有、意見交換の場としてこのサイトを立ち上げました。
ご活用いただければ幸いです。
今回のこのCOVID-19の収束はまだ見通しがつかない状況ですが、将来的にもwith コロナ時代を見据え、また他の感染症に備えるためにも、リハビリテーション関連職種がコロナ禍以前より増して感染対策を強化し、信頼できる職種となることが求められています。
本委員会はそのためにも必要な情報提供と研修等の教育と実践の機会の提供を継続していきたいと存じます。
皆様の参加とご協力をお願いいたします。
兵庫県理学療法士会感染予防対策員会
新着情報
感染予防対策動画
感染予防対策資料
COVID-19について
感染対策について
PPE手順
- N95マスクの着法手順
- N95マスク+アイシールド+長袖ガウン+手袋
- レッド患者の対応(N95マスクとアイシールド)
- レッド患者の対応(N95マスクとシールド付きマスク)
- グレー、オレンジ、イエロー患者の対応時
- リユースガウン+N95マスク+アイシールド+手袋
隔離解除・退院基準について
職員対応
メンタルヘルス
ワクチン
COVID-19 地域連携会議
- 神戸市リハビリテーション連携COVID-19 対策緊急会議
- 第2回神戸市リハビリテーション連携会議
- 第3回神戸市リハビリテーション連携会議
- 第4回神戸市リハビリテーション連携会議
- COVID-19 第4波 患者の命を守るための緊急会議
- COVID-19 第5波 医療・福祉提供体制の維持のための地域連携会議
オミクロンについて
※資料提供にあたっては神戸市立医療センター中央市民病院ICTに多くのご協力を頂いております。
運営メンバー
間瀬 教史(一般社団法人 兵庫県理学療法士会)
小山 長(新須磨病院)
前川 健一郎(神戸リハビリテーション病院)
清原 直幸(神戸マリナーズ厚生会病院)
本田 明広(神戸市立医療センター中央市民病院)
岩田 健太郎(神戸市立医療センター中央市民病院)
加藤 真司(垂水すみれ苑)
戎 智史(名谷病院)
オミクロンのQ&A
医療スタッフが毎日PCR検査実施して出勤の場合...
質問
医療スタッフが毎日PCR検査実施して出勤の場合、1日目、2日目は陰性。3日目に無症状で陽性反応が出た場合、1、2日目は感染力が無かったとの判断で良いですか?それとも3日目を発症日で2日前まで感染力があるとの判断になりますか?
回答
この1日目2日目の陰性は偽陰性と判断します。感染の可能性を考え2日前まで遡って調査したほうがより安全と思われます。また仮に4日目に症状が出た場合はその日を発症日としますので、2日前(ここでは2日目含む)までの濃厚接触者は検査で陽性確認が必須となります。
子供がコロナ陽性の場合...
質問
子供がコロナ陽性の場合、親のスタッフは濃厚接触者となると思います。濃厚接触者(スタッフ)の濃厚接触者(吸引や食事介助をした患者)、濃厚接触者の接触者(お互いマスクあり。介入時間は関係しますか?)はどのような対応をすべきでしょうか?
濃厚接触者が発症する可能性があるので、接触した2日間はリハビリ介入中止、病棟で経過観察する必要がありますか?それとも濃厚接触者の(濃厚)接触者は気にせずリハビリ介入続けて良いですか?
回答
難しい判断になります。施設の決まりがあるのでしたらそれに準じてお考え下さい。
先ず、子が陽性で親が濃厚接触者の場合は、年齢にもよりますが、親が陽性者となる確率は高いのでPCR検査で確認する必要があります。(神戸市立医療センター中央市民病院の場合)陽性なら最終接触日を0日として10日間の休務が必要です。陰性であっても、陽性の子供との分離生活が確保できていることが前提で、分離できた時点を0日として7日間の休務後PCRの再検査の必要があり、そこで陰性を確認できれば復帰可能となります。濃厚接触者スタッフが陽性になった時の濃厚接触者(患者、スタッフ)は2日前まで遡り、PCR検査が必要となりますが、オミクロンは感染力が強いことより、患者がマスクを外す吸引・食事介助はもちろんですが、ユニバーサルマスクであってもアイシールドをしていない場合や1m以内15分以上の介入でPCR対象としています。また濃厚接触者は同じように7日間の感染対策(隔離と患者の場合PPE強化での介入)が必要となります。
感染予防認定看護師より入所と通所の担当者分けを指示されたが...
質問
感染予防認定看護師より入所と通所の担当者分けを指示されたがリハスタッフが少なく兼務でないと回らない状態。兼務を安心かつ確実に業務を行うために、認定看護師から許可を頂ける根拠ある対策と方法を教えてほしい。
回答
入所と通所を分けることは、感染拡大を抑えるにはオミクロン対策としてはとても重要なことと考えます。
なぜなら、接触する人が多くなれば、セラピスまたは利用者さんに陽性が出た場合、濃厚接触者が増え、感染も一挙に拡大します。
1人のセラピストが出来るだけ関与する役割(病院なら階の固定、施設なら通所と入所の分離など)人数を限定して、
しかもしっかりとしたPPEで対応することで伝播のリスクは下がります。
PPEに関しては、
①オミクロン感染はエアロゾルが最も多い感染経路であること
②近い距離(手の届く範囲相手がマスクを外す手技(約50㎝以内)では、マスク同士でも短時間で感染してしまう事(富岳の実験)
この2つを考えると、N95でないとなかなか防御できないことが示唆されております。
ご質問の兼務を安全に実施するには上記のことと様々な職場環境をもとに対策を考える必要があります。
訪問リハビリテーション先のご家族が感染...
質問
訪問リハビリテーション先のご家族が感染、利用者は濃厚接触者となります。訪問中止期間の指針はありますでしょうか。
回答
現在、厚労省の定める濃厚接触者の隔離解除基準は、(https://www.mhlw.go.jp/content/000889667.pdf)
【濃厚接触者の待機期間】
・最終接触日を0日とし、原則、7日間で8日目に解除
(ちなみに、神戸市医療センター中央市民病院の場合はより安全を期すために7日目にPCR陰性なら翌日から勤務可能)
・社会機能維持者の方は、2日にわたる検査(原定性検査キット)を用いた検査で陰性が確認された場合でも待機を解除する
・10 日間を経過するまでは、検温などご自身による健康状態の確認
陽性のご家族が自宅療養期間中の場合
・自宅で陽性者の隔離を開始(※)した日を0日として7日間で8日目に解除。
・隔離が守られていない場合、発症日(0日)から(PCR陽性日ではない)7日間+7日間
(これは考え方が異なる場合あります)
※自宅での陽性者の隔離方法(参照:https://www.city.kobe.lg.jp/documents/48457/follow-up-guide.pdf)
以下の内容が守られている場合、その日から分離できているとみなします。
□同居する全員がこまめに手洗いをしている
□陽性者専用の個室を用意し、基本的に部屋からでていない
□陽性者がトイレや洗面のために部屋から出る時は、サージカルマスクをつけている
□トイレを共有する場合、使用ごとに接触部位をアルコール消毒し、換気を十分にしている
□シャワーお風呂を共有する場合、陽性者は最後に入り、清掃と換気を十分にしている
□タオル、寝具、食器などの身の回りのものは、同居の方と共用していない。
(特に洗面所やトイレのタオルに注意)
□陽性者が触れるドアノブなどの表面は、アルコールで1日1回以上清拭している
□衣類は陽性者と分けて洗濯用洗剤で洗濯し、しっかりと乾燥させている
□職員が患者の衣類などを扱うときは、手袋・マスクをつけている
Full-PPEでコロナ感染者に介入されたリハビリスタッフの方で...
質問
Full-PPEでコロナ感染者に介入されたリハビリスタッフの方でcovit-19に罹患された方はどの程度おられるのでしょうか?
当院では第5波まで院内でcovit-19が発生したケースがありませんでしたが、この第6波にて入院患者および病棟スタッフにて急速に感染者数が増加し、大規模なクラスターが発生しました。
あまりにも急速に感染が拡大したため状況の把握が難しく、感染の終息を第一にするため、一部の入院病棟にてリハビリが中止となる期間がありました。
感染した患者様は、covit-19とは別の疾患で元々リハビリ目的で入院されていた方がほとんどであり、このリハビリ休止期間によって患者様のADLが低下したケースも多々ありました。
そのためcovit-19感染者(発症10日以内の患者)への介入を検討していますが、オミクロン株の感染力の強さ、またエアロゾル感染のリスクを不安に思っているスタッフも多数います。
そこで教えていただきたいのですが、
実際、Full-PPEでコロナ感染者に介入されたリハビリスタッフの方でcovit-19に罹患された方などは、どの程度おられるのでしょうか。Full-PPEで適切な感染対策をおこなっていれば、罹患する確率はかなり下げれるものなのでしょうか。
回答
オミクロンは仰る通り、エアロゾル感染が主役です。この対策を徹底することが感染拡大を防ぐ最大の課題です。
オミクロンの特徴は
① 感染力が強い(デルタの約1.5倍と言われている)
② 潜伏期間が短い(約3~4日)
などであるため5波までの対策では不十分と考えます。
COVID-19 患者の介入もさることながら、それ以外もより感染対策を強化して介入する必要があります。
例えば、接触時間や距離などを配慮した対策が必要です。
エアロゾル発生手技や、患者との距離が近くで介入する場合はN95 の対応が最も有効と考えます。
それらをより強化することで、職員の不安も少なくなり、双方の感染伝播が予防できます。
さて、お問い合わせのCOVID-19 患者へのリハビリ介入の安全性についてですが、
ゾーニングFull-PPEで介入すれば、罹患する確率はかなり低いです。
神戸市医療センター中央市民病院リハビリ職種のレッド対応者で陽性になった者は0人です。
これは、オミクロンになってもレッド病棟で医療者の感染が増加はしていませんので安全と言えます。
しかし、full-PPEでの介入は、導入時点でのトレーニングが重要です。
最初は、2人一組で着脱をチェックしながら、安全な手技を習得することが肝心だと思います。
院内の、感染担当看護師とよく協力して、介入をご検討ください。
感染予防対策委員会のサイトでもPPE着脱動画をアップしているのでご参考ください。
濃厚接触者の職場復帰について...
質問
濃厚接触者の職場復帰について
当院では、無症状の濃厚接触者は7日間自宅待機の方針です。通知のとおり、検査は不用での8日目の職場復帰となります。しかし、リハ職は長時間患者さんと接しますし、多数の病棟またぐ為、当事業で検査後の職場復帰を提案したいのですが、他の病院ではどのような対応されてるのでしょうか?また、8日目の職場復帰にリスクはどれほどでしょうか?4.5日が発症のピークと言われてますが、家庭内での濃厚接触者では8日目の職場復帰でもかなり不安です。
回答
神戸市医療センター中央市民病院では、濃厚接触確定後、PCRで通達通り、7日間経過で再度PCRを取っています。
厚労省の基準通りで行くと貴院の対応に問題はありません。
潜伏期間のエビデンスでの判断だと思いますが、
当委員会から提供した資料も参考にしてください。
有症状者の療養期間について...
質問
有症状者の療養期間が7日に短縮されました。8日目以降も感染リスクがあり、高齢者等の接触をさけるようにも通達されてますが、県士会としてはどのように考えておりますか?
リハビリ職として対応が難しく思っており、8日目に出勤させるか迷っています。もし出勤させた場合、感染対策で推奨される点あれば教えてほしい。
回答
ご質問のご記入の通り、9月7日に厚労省から、コロナ療養期間が短縮され、10日から7日になりましたが、高齢者や感染リスクの高い人との接触は10日間避けるとありますので、理学療法士が在籍する職場は今まで通り、10日間の療養期間を続ける必要があると思います。
また、8日目でウイルス残存リスクが16%とある事より(図参照)、医療、介護の現場では慎重に対応すべきと考えます。
もし、8日目で復帰した場合に直接介入業務をするとすれば、考えられる対応策としては、10日経過まで換気の行き届いた環境下でN95マスクは必須で、相手(患者・利用者)も必ずサージカルマスクをつける事と、介入時間も短時間に限る事、手指衛生を徹底する事でリスクは低減出来るかもしれませんが、状況次第ではやはり感染のリスクは伴う事は避けられないと考えます。
しかし、最終決定は各施設の判断となりますので、ご参照ください。